結婚式や成人式、入学式や卒業式、お宮参りや七五三、お茶会など、現代でも着物を着るシーンは多くあります。ですが、普段は洋服で過ごしていることから、着物に関する知識はほとんどなく、着付けを行うこともできないという人がほとんどではないでしょうか。
そんな中で普及しているのが、着物レンタルです。名前の通り、着物をレンタルすることができ、シーンや好みに合わせて豊富な種類の中から、自分にぴったりの着物を選ぶことができるサービスになっています。そこでここでは、着物レンタルのメリットとデメリットを紹介します。
レンタルする?購入する?
着物にはなんとなく敷居が高い、保管や手入れが面倒臭いといったイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。また高額なお金を出して購入するイメージもあります。そこでまずはレンタルと購入について比べてみましょう。
レンタルはとにかく手軽!!
着物のレンタルの大きなメリットとして挙げられるのは、やはりその手軽さです。保管や手入れなどの煩わしさもなく、購入するよりもリーズナブルな金額で好みの着物を手軽に着ることができます。
購入は何度でも楽しむことができる!!
着物を一度購入してしまえば、着たいときに何度でも着ることができ、着物を楽しむことができます。また自分にぴったりのサイズで仕立てることができるので、体のラインに馴染みのよい、美しい着物姿も手に入れることができます。
着物はレンタルがいい!そんな人にメリットとデメリットを教えます
何度も着用する機会がない、保管や手入れが行き届かない、購入すると経済的な負担が大きいなどの理由から、レンタルを選ぶという人に、着物レンタルのメリットとデメリットを詳しく紹介します。
着物レンタルのメリット
費用が抑えられる!
着物レンタルの一番のメリットとも言えるのが、着物を購入するよりも費用を抑えることができる点です。すでにレンタル品になっていることから、リーズナブルな料金でレンタルすることができます。
小物類も一式セットになっていることがほとんど!
着物レンタルでは着物のみを借りることもできますが、利用する人のほとんどは着付けやコーディネートに必要な小物類も一緒に借りています。足袋や襦袢などの一部は購入する場合もありますが、着物を着る際には様々な小物が必要になるため、こういった準備に手間がかからないのも着物レンタルのメリットです。
着付けやメイク、ヘアメイクや写真撮影も依頼できる
着物レンタルのサービスとして行われているのが、着付けやメイク、ヘアセットや写真撮影です。着付け師やスタイリスト、カメラマンなどプロの手によって着物を美しく着ることができ、思い出に残すことができるサービスがたくさんあります。
流行りの柄を着ることができる
着物レンタルなら、長く着用することを考えなくていいことから、流行りのデザインの着物を選ぶことができます。色や柄など冒険することもできます。
着終わったら返却するだけでOK
着物レンタルでは、着用するイベントが終わるとレンタルした着物や小物類は返却するだけで終了です。クリーニングや保管などの煩わしさもなく、店舗に直接返却に行くことができない場合は、配送で返却ができるショップもあります。
着物レンタルのデメリット
期間をすぎると着ることができない
着物レンタルのデメリットとしてまず挙げられるのが、レンタル期間をすぎると着ることができなくなる点です。返却してしまうと、その着物はまた新たに別の人がレンタルすることになります。
何度も着用する場合は購入するより割高になる可能性もある
レンタル料金は、着用する着物によって異なりますが、例えば成人式の振り袖の場合は一回20万円前後が相場です。その後も結婚式のお呼ばれやセレモニーなどで振り袖を着る機会が多くあり、その都度レンタルを利用しているとレンタルの総額が購入するよりも高くなってしまいこともあります。
着物の選択肢が少ない場合がある
身長が低すぎたり、高すぎる場合は、レンタル着物は自分の身長に合わせて仕立てられているわけではないので、選べる着物の数が極端に少なくなってしまう可能性があります。
人気の柄やデザインは予約が取りづらい
一般的に成人式の振り袖の場合は、成人式の約1年前から予約をしているという人がほとんどです。特に人気の柄やデザイン、新作の振り袖の場合は予約が取りづらくなる傾向があります。
まとめ
着物レンタルのメリットとデメリットを紹介しました。振り袖や訪問着などを着る予定があるが、購入するべきなのかレンタルするべきなのか悩んでいるという人は、それぞれのメリットとデメリットを比較して、検討してみましょう。
購入する場合、レンタルする場合それぞれにメリットとデメリットがあり、予算、サイズなどはもちろん、着用する回数など将来的なことも含めてしっかりと考えることが大切です。